iDeCoを始めたけど、お金を受け取るときに一番良い方法はどんな方法だろう?
今回の記事ではこんな疑問を解決していきたいと思います!
iDeCoの受け取り方
iDeCoの受け取り方は3つの方法があります。
iDeCoの受け取り方は3つの方法があります。
おすすめは一括での受取!理由は税率が一番低いからですが、注意が必要です。
iDeCoは60歳以上のなるとお金が引き出せるようになります。
お金の受け取り方によって課税される額が変わり、受け取る時に損をして後悔しないように確認しておくことが大切です!
年金での受け取り方
年金としての受け取り方は、iDeCoで運用していたお金を分割して受け取る方法です。
年金としてお金を受け取る場合は、iDeCo口座を開設している金融機関によって受取の期間や回数が違うので注意が必要。
ほとんどの金融機関の受取期間は5年以上〜20年以下の年単位となっており、年間の受取期間は年1回〜6回からの指定が可能です。
楽天証券の場合、年12回の受け取りが可能で毎月貰う感じですね。
年金として受け取る場合は、公的年金と同じで雑所得。
確定申告で公的年金等控除にあたり、受け取り金額から控除額を引いた金額が課税対象です。
口座によって年金を受け取る時に毎回手数料がかかることもあるので注意しましょう!
一時金での受け取り方
一時金としての受け取り方は、iDeCoで運用していたお金を一括で受け取る方法。
一括で多額の金を受けとるので、まとまった使い道が決まっている方へおすすめの受け取り方。
一括で受け取る場合は退職所得に当たり、確定申告で退職所得控除になります。
勤続年数=iDeCoの掛け金をかけている加入年数。
退職所得は分離課税方式で、他の所得と分離して所得税を計算します。
口座によって一括で受け取る時も手数料がかかることがあります。
退職所得控除額の調整されることも
退職金が出る場合、iDeCoと退職金どちらを先に受け取るかによって退職所得控除が使用できない可能性が出てくるので注意が必要。
また、iDeCoの一括受取と退職金を受け取りを同じ年にすると、合算されて計算されるので税金の支払いが多くなります!
iDeCoと退職金、どちらを先に受け取るかで税率も期間も変わるので注意が必要で、国税庁のページには次のように記載されています。
本年分の退職手当等が前年以前に支払われた退職手当等の勤続期間を通算して計算されている場合や前年以前4年間(確定拠出年金の老齢給付金を受給した年分は前年以前14年間(令和4年4月1日以後に支払を受けるべきものは前年以前19年間))に他の支払者から支払われた退職手当等がある場合には、本年分の退職手当等の勤続期間と前年以前に支払われた退職手当等の勤続期間とが重複する期間の年数(1年未満の端数は切り捨てます。)に基づき計算した退職所得控除相当額を控除した残額が退職所得控除額となります。
国税庁HP
iDeCoを先に受け取っている場合、受け取りから5年の期間を開ければ退職所得控除が使用できます。
反対に会社から退職金を先に受け取っている場合、受け取りから15年経たないと退職所得控除が使用できないです。
退職所得控除を使用する場合
iDeCoを先にもらう場合、60歳でiDeCoをもらい65歳で退職金をもらう方法があります。
退職金を先にもらう場合は、60歳で退職金を受け取らないとiDeCoが75歳までに受け取ることができなくなり退職所得控除が使えなくなります。
退職所得控除を使いたい場合の話で、勤め先から退職金が出る出ないは関係なく、iDeCoは60歳を過ぎたらお金を引き出せます。
年金と一時金を合わせた受け取り方
iDeCoを開設した口座によっては、年金としての受け取りと一括受け取りの併用ができます。
一括での受け取りには退職所得控除、年金として受け取る場合は公的年金等控除が使用できます。
受け取るごとに手数料もかかる事もあるので注意しましょう!
一番税金がかかる受け取り方なので、おすすめはしません!
まとめ
iDeCoの受け取り方は3つの方法があります。
おすすめは一括での受取!理由は税率が一番低いからですが、注意が必要です。
- iDeCoを分割で受け取り
- 口座を開設している金融機関によって受け取り期間や回数が違う
- 公的年金と同じで雑所得
- 公的年金控除が利用できる
- 年金受取時に手数料がかかることも
- 退職所得になり、退職所得控除が利用可能
- 税金は分離課税方式で計算される
- 勤続年数=iDeCoの加入年数
- 退職金が出る場合、受け取り方に注意
- 一括受取時に手数料がかかることも
- 年金として受け取る部分は雑所得
- 一括受け取りは退職所得
- それぞれの受け取りに税金がかかる
- それぞれ受取時に手数料がかかり、支払いが増える
iDeCoの受け取り方法について解説してきました。
将来的に税金の制度が変わる事や、iDeCoの制度が変わることも考えられるので情報をチェックしておいてください。
iDeCoは安心して老後を過ごす為に自分で運用したお金です。
退職金や公的年金の受け取り金額を見て、どちらが自分に合うのかを考えて受け取る方法を考えましょう!